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【ご注文時の注意】
・職人の意向により、直接お使いいただけるお客様一人一人に作品をお届けしたく、個人の使用を超えると判断される大量注文はご遠慮いただいております。
・人気作品で品切れ状態が続いております。お客様が職人の連絡先を調べ、直接問い合わせをされるケースがありましたが、出展イベントを除いて通常ご自身で直接販売はされておらず、製作に専念されていらっしゃるため、問い合わせ対応は大変大きな負担となります。今後の製作及び取扱いの継続が困難になりますので、ご遠慮ください。
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三重県の松阪の打刃物の職人、赤畠大徳さんによる短いパン切り包丁。量産品の包丁とは異なり、いわゆる鍛冶屋の仕事で、一点一点鋼を打ち、成形する打ち刃物です。
農具をはじめ、日本刀などの武具が作られてきた長い歴史がある打ち刃物。身近なものですと、包丁、特に日本料理の和包丁で用いられます。そのため、いわゆる文化包丁(三徳包丁)をはじめ、菜切り包丁や出刃包丁などが比較的よく作られます。
この包丁は、こうした打ち刃物のものづくりでは大変珍しい、パン切り包丁です。
珍しい理由としては、パン切り包丁の刃のぎざぎざ。刃を仕上げた後に、やすりでこのぎざぎざを作る工程があり、これはいわゆる打刃物のものづくりとは種類が異なります。そのため、打ち刃物で包丁は作るけれどパン切り包丁は作らない、という職人さんがほとんどです。
【2018年12月追記】刃のぎざぎざの深さが写真と異なる場合がございます。本ページの写真よりも、ぎざぎざが少し浅くなっています。
一方、市販のパン切り包丁は、抜き刃物と呼ばれ、鋼を機械で型抜きして刃を製作する量産型の刃物になります。刃物の時点で、違う種類のものです。機械生産ですので、パン切り包丁もその流れで生産しやすいのかもしれません。
このパン切り包丁を製作している赤畠さんは、刃物だけでなく鉄に関わる様々な製作をされていて、包丁の柄もご自身で作られます。こうした赤畠さんならではの加工技術の幅広さが、打ち刃物のパン切り包丁を生みました。
鉄と鋼を鍛接し、一本一本打ち鍛え作られた包丁。切れ味はもちろん、手に取ったときの感触と、使ううちに増す風合いは、丹念に作り込まれた打ち刃物ならではの魅力です。
切る対象もパンですので、刃のダメージも少なく、長く長くお使いいただけます。毎日のパンのある食卓を一層楽しくしてくれます。
▼サイズ
サイズは2種類あり、本ページの作品は大きなサイズ。一般的な長さのパン切り包丁で、オールラウンドに使えます。食パンをはじめ、太めのバゲットなど、一般的な食卓にあるパンでしたら、お使いいただけます。
軽いながらも、ほどよく厚みがあるので、刃の切れ味のみならず、安定した切りやすさと刃の入り方が心地よいです。また、細かく調整され、微妙に斜めに付けられている刃も使いやすさの理由の一つです。
(小さなサイズ 鍛冶職人の小さなパン切り包丁
▼手入れ
手入れが大変そうで気になるという方も多いかと思いますが、通常の包丁と変わりません。使用後、包丁を洗った後は、柄も含めてしっかり水気を拭き取ってください。ステンレスよりは鉄の方が錆びやすいですが、他に特別な手入れは必要ありません。
もし錆びつきましたら、市販の錆び取り剤などをご使用ください。中でも、消しゴムタイプの錆び取り剤は、使いやすく、刃を傷つける心配も少ないですので、おすすめです。
▼柄の部分
一点一点、ウォールナットの木を削り、製作しています。金属部分は真鍮を巻いています。
【素材】
刃:鉄・鋼(両刃)
柄:ウォールナット(木)、真鍮
【サイズ】
全長:34.8cm 刃渡り:22.7cm(刃の長さ:21cm)
重さ:110g
【外装】
箱なし
刃を油紙に包み、梱包してお届けします。開梱時、お気をつけください。
【お手入れ】
・使用後、包丁を洗った後は、柄も含めてしっかり水気を拭き取ってください。
・食洗機や乾燥機等は使用しないでください。
・長期ご使用にならない場合は、お手入れ後椿油などを薄く塗って、茶色の油紙で包んでおくと錆び付きを防ぎやすくなります。
ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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